title: 「BIRD」(日本語訳)by Haruko Ohinata
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ネコ
「Hey, BIRD, キミは羽があっていいネ〜 空を飛べるなんて...やっぱ鳥はイイナ」
BIRD
「空を飛ぶって何なんだい? わかんないや。僕は鳥なの?」......
カラス
「Hey, BIRD, あっちの森にはいろんな木の実がたっくさーんなってるよ!!! 」
BIRD
「森....遠そうだね。僕はお腹すいたことないんだ。カゴの中にいつも食べ物があるから」。」
ワシ
「Hey, BIRD, さっき虹に向かって飛んでみたんだけど、
ホント綺麗だったよ〜 最高に気持ちよかった」
BIRD
「あ〜、知ってるよ、虹ネ。TVで見た見た。ここはイイヨ、雨降らないから絶対濡れないし」....
BIRD独り言
「みんな、僕のことを鳥だっていうけど、そうなんだろうか?
自分では良くわからないナ.....飛んだことないし 飛ばないなら鳥じゃないんじゃないか?」
「あ〜、今夜は嵐だな。だんだん雷がこっちに近づいてくる.....かなり音大きくなってきたぞ..... ヒャア〜〜〜!!!!××××××××××××」
ものすごい光が屋根を突き抜けたとき、恐くて死にそうだった。
死にたくなかった。僕は生きたい、と思った。
だから逃げることにしたんだ!!! ............そしたら、急に体が宙に浮いた。
そのまま必死で「森」っていうところまで逃げたよ。
どうやってここまで来たのか、口ではうまく説明できないけど、
どうやら僕は空を飛ぶことができたみたい。
ってことは、
僕は鳥だったんだ。